日本航空(JAL)は、2025年2月から適用される「燃油特別付加運賃」(通称「燃油サーチャージ」)の改定を国土交通省に申請しました。これは、航空券に追加される料金の一部であり、燃油価格の変動を反映させるために定期的に見直されます。
JALでは、燃油特別付加運賃を2カ月ごとに見直しており、直近2カ月間のシンガポールケロシン市況価格の平均に基づいて金額が決定されます。2024年10月から11月のシンガポールケロシン市況価格は1バレルあたり88.60米ドルであり、為替レートは1米ドル151.57円でした。この結果、2025年2月から3月に発券される航空券に適用される燃油特別付加運賃は、13,429円となります。この金額は「Zone H」に基づいて設定されており、条件表の基準額である13,000円を上回ります。
【国際線「燃油特別付加運賃」の概要】
- 適用期間: 2025年2月1日(土)から3月31日(月)発券分まで
- 運賃額: 日本発旅程(一人あたり一区間片道の金額)
2025年2月1日から3月31日までの発券分に関しては、燃油価格の水準に関わらず、今回の適用額から変更は行われない予定です。ただし、政府による認可状況により、金額や改定時期、適用期間が変更される可能性もあります。
また、2025年4月以降に発券される分の燃油サーチャージについては、2025年2月に改めて案内される予定です。さらに、市況平均が1バレルあたり6,000円を下回った場合は、燃油特別付加運賃は適用されません。
この燃油特別付加運賃は、大人と小児が同額を負担する形となり、2歳未満の幼児は座席を使用しない場合、対象外となります。JALマイレージバンクを利用している国際線特典航空券のお客様も同額の負担が求められます。
航空券購入後に払戻しを行う場合、燃油特別付加運賃には取消手数料は適用されません。